生き甲斐がない。誰の足もとにもある生き甲斐の見つけ方。心と体の調子までアップさせよう。

 


生き甲斐とは「生きることの喜び・価値・生きる張り合い(Wikipedia)」と言われています。

 


少なからず持っている方は多いと思いますが、無いものを数えて落ち込んでいる方へ、もっと生き甲斐を見つけて、同じ毎日を心豊かに過ごせるヒントをご紹介します。

 

 

 

生き甲斐は、遠くではなく、あなたの足もとに転がっています。

 

 

 

まずは、あなたに、絵本から抜粋した質問をしてみます。

 


あなたは「クコ」という子です。

どう答えるか、想像しながら読んでみてください。

 

クコは テントに こもったまんま。
とうさんが よんでも かあさんが よんでも ともだちが よんでも でてきません。

 

 

 

「だれにも あわない。 がっこうも いかない」

 


(中略)

 


あるとき ヘビが やってきました。

「あなたは ほんが よめるのですか?」

「がっこうって どんな ところですか?」

 


クコが せつめいを はじめると クコにとって、きらいだったはずの がっこうや ともだちが たいせつな ものだったと きづきました。

 


つぎに ロボットが やってきました。

「あなたは あじが わかるのですか?

おいしいって どんな かんじですか?」

 


つぎに こぐまが やってきました。

「かぞくに あまえるって どんな かんじですか?」

 

(「クコのテント」さく/え モリノサカナ)

 

あなたの知っているものを、それを知らない動物や人工知能から質問されたつもりで説明してみてください。

 


「旅行に行ったことがあるのですか?どんなふうに楽しいのですか?」

 


「買い物ができるのですか?何を買っているのですか?」

 


「お風呂に入ったり、布団で寝るのって、どんな感じですか?」

 


「走れるのですか?走るとどんな感じですか?」

 


「目が見えるのですか?どんな景色を見ることができるのですか?」

 


「耳が聴こえるのですか?音楽ってどんな感じですか?」

 

 

 

あなたは、たくさんのことを知っていて、体験していて、手に持っています。

 


すでに手に持っているものを、床に広げて眺める気持ちで、あらためて味わってみてはどうでしょうか。

 


生き甲斐は、手の届かないところにあるものでも、将来にあるものでも、向こうからやってくるものでもありません。

 


あなたの心で感じるもの・心の目が見つけるものです。

 


すでに手にしている幸せが見えないと、それは単なる"当たり前"と化して見えなくなってしまいます。

 


恋人がいても、結婚していても、子どもがいても、お金持ちでも、健康でも、仕事ができても、友だちがいても、両親がいても、自分の時間があっても、幸せじゃない人がたくさんいますよね。

 


手に入っているもの・こと・人・環境=当たり前

 


になってしまったら、いつも「幸せじゃない」「もっとこうだったら良いのに」と無いもの探しの癖がついてしまいます。

 

 

 

誰でも、なにかしら苦労しながら暮らしていると思います。

 


あなたは、あなたがすでに持っているもので、もっと日常に張り合いを出すことができます。

 


張り合いのある日常は、心が元気になります。

心と体は繋がっています。

心が元気だと、体の不調も和らぎます。

 


ギラギラに元気になる必要はありませんが、毎日が、もっと生きやすくなります。

 


まわりの誰かと比べる必要はないです。

基準は、あなた基準で良いんです。

 

 

 

「なんか最近、体の調子がいいな。」

「なんか最近、楽しみが増えたな。」

こんなふうに思えたら、清々しいです。

 

 

 

足もとにある幸せを見落とさない人は、幸せな人・毎日がもっと豊かになる人だと思います。