外出自粛要請はいつまで?アンネ・フランクから学ぶ自宅での過ごし方と心の持ちよう
外出自粛要請はいつまで続くの?
自宅で何をすればいい?ストレスでもう限界。
そのような方へ、今回はユダヤ人の少女アンネ・フランクと照らせて、外出自粛による過ごし方と、ストレスや不安が和らぐヒントを見つけていただけたら幸いです。
ユダヤ人のアンネ・フランクは学校が大好きで友だちがたくさんいましたが、13歳にして2年間の隠れ家生活が始まります。
そのときの日記には
1942.7.8
いろんなことが起こって、まるで世界中がひっくりかえったみたい。でもキティー、わたしはちゃんと生きてますし、いまはそれがいちばんだいじなことだとパパも言っています。
※引用は全て『アンネの日記 増補新訂版 (文春文庫)』から
現在の外出自粛と重なるところがありますね。
アンネの場合は隠れて暮らしているので、お散歩どころか外にも出られません。
見つかったら銃殺されてしまいます。
ひどい差別の中、人間関係もとても理不尽でした。
そんな中アンネはどのように過ごしていたのでしょうか?
アンネは趣味ができる「喜び」を忘れませんでした。
その一つは、学ぶこと。
(頭が下がります)
1942.10.14
ぜんぜんあなたに手紙を書いてるひまがありません。めちゃめちゃに忙しいんです。きのうはまず、フランス語の『ニヴェルネの美女』のうちの一章を訳して、新しい単語をノートに書きだしました。それから、胸くその悪い計算の問題集を一つ解き、フランス語の文法を三ページ。
もうひとつ、速記の練習でも忙しいんですけど、この点では、いっしょに始めた三人のうち、このわたしがいちばん進歩してるなんて、われながらすごいと思います。
勉強しろというのではありません。笑
時間が足りないくらいに日々が充実し、心が喜ぶ暮らしは送れる・つくり出せる。という希望を与えてくれます。
「あれが出来なくなった。」
「これが出来なくなった。」
と、つい数えてしまいますね。
それは反対にいうと、今まで出来すぎていたのかもしれません。
アンネは言います。
「良くなるのも悪くなるのも、人の心のもちようしだいなんです」(深町眞理子訳)
それまで、出来ていたこと。
日本という国で、人間らしく暮らせていたことに、感謝せずにはいられません。
あれもこれも「無い」のではなく「生み出していない」だけ。
アンネの創造力は、今の私たちに勇気をくれます。
アンネだったら、現在の外出自粛要請の中、どんなふうに忙しく明るく暮らしながら「キティー」という架空の友へ軽快な手紙をつづるしょうか(^-^)
あなたは今日、何をしますか?(^-^)
最後に。
どうかあなたや、大切な家族や友人が、感染しませんように。感染してしまった方が回復して自宅へ帰れますように。